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記事 · ポートレート 2026-08-16

ゴールデンアワーのポートレートをうまく撮る方法

夕暮れの光は短い。その15分間をどう使うかで、写真が変わる。
清
清水 文子
フォトグラファー
2026-08-16
ヴィンテージのライカカメラとレトロなレンズを持つクラシックなフィルムカメラ機材

夕方の光が一番柔らかくなる時間帯は、日没の30分前から日没直後の15分間です。この時間帯に撮ったポートレートは、日中の写真とは明らかに質感が違います。光が横から当たるため、顔の立体感が出やすく、影も柔らかい。ただし、光の変化が速いので、準備と判断の速さが求められます。

光の向きを先に決める

ゴールデンアワーの光は低い角度から差し込みます。被写体の顔に光が当たる向きを先に確認してから、立ち位置を決めます。太陽を背にして撮ると逆光になり、フレアが出やすい。それを活かすこともできますが、顔が暗くなりやすいので露出の補正が必要です。

順光(太陽を正面に受ける向き)で撮ると、顔全体に均一な光が当たります。ただし、被写体が太陽の方向を向くことになるので、まぶしそうな表情になりやすい。少し斜めにずらして、顔の片側に影を作る「斜光」が、ポートレートでは使いやすいです。

露出は顔に合わせる

ゴールデンアワーは空が明るく、地面が暗いという輝度差が大きい状況です。カメラの自動露出に任せると、空に引っ張られて顔が暗くなることがあります。スポット測光か、顔の部分に露出を合わせる設定を使うと安定します。

RAWで撮影しておくと、現像時に明暗の調整幅が広がります。JPEGだと白飛びや黒つぶれが戻せないことが多いので、ゴールデンアワーの撮影では特にRAW撮影を勧めます。

時間の使い方を事前に決めておく

ゴールデンアワーは15分もあれば光の色が大きく変わります。撮影前に「どのカットを優先するか」を決めておくと、時間を無駄にしません。全身カット、バストアップ、表情のクローズアップ、という順番で撮ると、光が変わっていく様子を記録できます。

光が完全に落ちた後の「ブルーアワー」も、別の質感の写真が撮れます。ゴールデンアワーの撮影が終わっても、すぐに片付けずに10分ほど待ってみてください。

光の変化を楽しめるようになると、撮影の時間の使い方が変わります。まずは一度、日没の30分前に撮影場所に着いてみてください。

#ポートレート#ゴールデンアワー#撮影テクニック

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